近年のコロナ禍で生活意識の変化によって、“断捨離”が再びブームになっている。無駄なモノを買わなくなり、不要なモノを捨て、モノへの執着から離れるという意識が高まっている。しかし、モノに執着して“断捨離”ができないこともある。その一つの原因は、モノを捨てたらそれに関する楽しい思い出を忘れてしまうことがあると考えられる。人々の思い出はモノに投影されているからだ。そこで、私はモノに宿る思い出に着目した。そのモノを見ることで、忘れがちな思い出や過去の良い体験が想起されるように、モノに宿る思い出を残しつつも、モノの執着から離れる為のデザインを行った。
「モノの村」とは、長期間保存したい思い出のモノや簡単に捨てられない愛用品などの情報をデジタルで記録を残すためのアプリである。アプリはモノの村という架空の世界を基に展開する。そこには、モノを守る神社もある。モノのデジタル記録は神社の”モノ絵巻”に保管される。このアプリのデザインは、大切なモノや愛着のあるモノに宿る思い出を喚起する手掛かりを手軽にデジタル記録に残し、モノとの繋がりを深め、モノとの関わりを考え直したり、モノを通じて自分自身の思考を内省して、その傾向に気づくことを目指している。
近年のコロナ禍で生活意識の変化によって、“断捨離”が再びブームになっている。無駄なモノを買わなくなり、不要なモノを捨て、モノへの執着から離れるという意識が高まっている。しかし、モノに執着して“断捨離”ができないこともある。その一つの原因は、モノを捨てたらそれに関する楽しい思い出を忘れてしまうことがあると考えられる。人々の思い出はモノに投影されているからだ。そこで、私はモノに宿る思い出に着目した。そのモノを見ることで、忘れがちな思い出や過去の良い体験が想起されるように、モノに宿る思い出を残しつつも、モノの執着から離れる為のデザインを行った。
「モノの村」とは、長期間保存したい思い出のモノや簡単に捨てられない愛用品などの情報をデジタルで記録を残すためのアプリである。アプリはモノの村という架空の世界を基に展開する。そこには、モノを守る神社もある。モノのデジタル記録は神社の”モノ絵巻”に保管される。このアプリのデザインは、大切なモノや愛着のあるモノに宿る思い出を喚起する手掛かりを手軽にデジタル記録に残し、モノとの繋がりを深め、モノとの関わりを考え直したり、モノを通じて自分自身の思考を内省して、その傾向に気づくことを目指している。