趙 婧澤

ZHAO Jingze

植物園における見学体験を
支援するデザイン

A study on the design of the visiting support in the botanical garden

<BACKGROUND

近年、自然環境に関する関心の増大を踏まえて、植物園等における教育活動が注目を集めている。もともと、植物園は、植物資源を保護する役割を重視する一方で、植物及び植物に関連する事項への教育機能の充実を図ってきた。本研究では、ゲーム性と教育性を組み合わせた自然教育園内の「親子参加型AR宝探しゲーム」を提案した。AR技術を用い、デバイス上に映された現実空間に、植物に関する多様なARコンテンツ情報を付加し、植物園で新たなゲーム体験を生み出すことができる。国立科学博物館附属自然教育園を対象にして、親子ペアの参加による評価実験を行った。

<METHODLOGY

本作品では、自然教育園における2年間の園内鑑賞支援のデザインを試みた。まず2021年には日常でよく見られている園内のマップをリデザインした。アナログの地図としての「毛糸製立体マップ」とARで遊ぶデジタル宝探しゲームを組み合わせ、自然教育園について新らたな見学体験を提供した。「宝を探す」という特定の目的を付与し、人々の植物への興味を誘った。 2022年には、自然教育園を子どものゲーム場にし、本格的に「親子参加型AR宝探しゲーム」を開発した。実物の宝箱を園内に置いて、植物を単に見るのではなく、ヒントを考えながら各クイズをクリアにすることで、親も子ども楽しんでもらった。

植物園における見学体験を支援するデザイン

A study on the design of the visiting support in the botanical garden

趙 婧澤

ZHAO Jingze

<BACKGROUND

家族間の信頼関係の中での相互の理解や、子女の心身の健康な成長を促進するために、親と子女の間には有効なコミュニケーションが必要である。本研究の目的は近年、自然環境に関する関心の増大を踏まえて、植物園等における教育活動が注目を集めている。もともと、植物園は、植物資源を保護する役割を重視する一方で、植物及び植物に関連する事項への教育機能の充実を図ってきた。本研究では、ゲーム性と教育性を組み合わせた自然教育園内の「親子参加型AR宝探しゲーム」を提案した。AR技術を用い、デバイス上に映された現実空間に、植物に関する多様なARコンテンツ情報を付加し、植物園で新たなゲーム体験を生み出すことができる。国立科学博物館附属自然教育園を対象にして、親子ペアの参加による評価実験を行った。、親子間における質の高いコミュニケーションについて明らかにすることである。 2つの家庭のケースを取り上げ、親子間のコミュニケーションの問題について着目し、各ケースに応じた「親子間コミュニケーションを支援するためのアプリケーション」のデザインを行った。開発したアプリケーションの評価を手掛かりに、親子間で相互に理解が深まり良好な関わりが生まれるための関係性について明らかにした。

<METHOD

本作品では、自然教育園における2年間の園内鑑賞支援のデザインを試みた。まず2021年には日常でよく見られている園内のマップをリデザインした。アナログの地図としての「毛糸製立体マップ」とARで遊ぶデジタル宝探しゲームを組み合わせ、自然教育園について新らたな見学体験を提供した。「宝を探す」という特定の目的を付与し、人々の植物への興味を誘った。 2022年には、自然教育園を子どものゲーム場にし、本格的に「親子参加型AR宝探しゲーム」を開発した。実物の宝箱を園内に置いて、植物を単に見るのではなく、ヒントを考えながら各クイズをクリアにすることで、親も子ども楽しんでもらった。

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