唐 瑗苓

TANG Yuanling

インタラクティブ物語による
情報の新しい伝達方法

Research on New Method for Conveying Information through Interactive Stories

<BACKGROUND

本研究は「知識の物語化」と「知識と日常生活のつながりを感じる物語体験」に着目して調査を行った上で、歴史知識を事例として、Arduino とセンサを利用し、実物の道具を用いたインタラクティブ物語を制作した。本研究はあらゆる学びの場における学習の能動性を引き出し、応用の機会を与えるという支援的なコンテンツを提案することを目的とする。 一年次は中学校の歴史教科書の内容を対象に、教科書の補助としての教育支援コンテンツを制作し、二年次は歴史系博物館の展示内容を対象に、子供の能力育成支援も兼ねた体験型の展示コンテンツを制作し、二つの場面における応用効果を検証した。

<METHODLOGY

一年次では日本の中高校歴史の学習内容における「江戸末期」を対象とした作品「幕末日記」を制作した。約 10 分の体験で、幕末に生きるごく普通の一人になり、武士・商人・農民から人生の道を選び、それぞれ政治・経済・社会生活を中心に体験できるという分岐のある物語に、主人公の行動を再現するインタラクションを加えることで体験のモチベーションを引き上げる。 二年次では福岡市博物館の常設展にある「博多綱首」の展示内容を対象とした作品「ハコウ」を制作した。物語に加え、体験者が手元にある道具から情報を調べたり、集めた情報を用いて課題を解決したりするなど、豊かなインタラクション体験を約20分の間で体験できる。

インタラクティブ物語による情報の新しい伝達方法

Research on New Method for Conveying Information through Interactive Stories

唐 瑗苓

TANG Yuanling

<BACKGROUND

本研究は「知識の物語化」と「知識と日常生活のつながりを感じる物語体験」に着目して調査を行った上で、歴史知識を事例として、Arduino とセンサを利用し、実物の道具を用いたインタラクティブ物語を制作した。本研究はあらゆる学びの場における学習の能動性を引き出し、応用の機会を与えるという支援的なコンテンツを提案することを目的とする。 一年次は中学校の歴史教科書の内容を対象に、教科書の補助としての教育支援コンテンツを制作し、二年次は歴史系博物館の展示内容を対象に、子供の能力育成支援も兼ねた体験型の展示コンテンツを制作し、二つの場面における応用効果を検証した。

<METHOD

一年次では日本の中高校歴史の学習内容における「江戸末期」を対象とした作品「幕末日記」を制作した。約 10 分の体験で、幕末に生きるごく普通の一人になり、武士・商人・農民から人生の道を選び、それぞれ政治・経済・社会生活を中心に体験できるという分岐のある物語に、主人公の行動を再現するインタラクションを加えることで体験のモチベーションを引き上げる。 二年次では福岡市博物館の常設展にある「博多綱首」の展示内容を対象とした作品「ハコウ」を制作した。物語に加え、体験者が手元にある道具から情報を調べたり、集めた情報を用いて課題を解決したりするなど、豊かなインタラクション体験を約20分の間で体験できる。

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